時計関係
- 熱膨張による誤差 時計のゼンマイについて(03/25)
- 機械式時計 熱膨張による誤差(03/24)
- 誤差の無い時計 日差ゼロは可能か?(03/23)
- びぶ朗を使ってみました。(03/21)
熱膨張による誤差 時計のゼンマイについて
2008.03.25
明日以降はグアムの写真や韓国でのことを書こうと思っているのですが・・・。今日も時計ネタです(笑)
熱膨張があることにより、時計に誤差が出ることは昨日のブログでも書きましたが、基本的に時計に誤差が生まれる原因として以下の3点が挙げられるそうです。
1、熱膨張
2、姿勢差
3、ゼンマイのトルク変動
姿勢差に関しては、時計業界では知らない人はいない「アブラアン・ルイ・ブレゲ」により、トゥールビヨンという機構が開発され、姿勢差の誤差を克服しました。

しかし、問題なのは、このトゥールビヨンの機構は複雑すぎるために、普通の時計師では作成不可能。
作ることが出来たとしてもスイス製のムーブメントの場合は1000万円近い値段になってしまいます。
これが「ブレゲ」のトゥールビヨンです。

なんと定価は10,815,000円
高いけど、欲しい!!!
ケド無理(笑)
そして、こちらが破格値でトゥールビヨンを組み入れたビーバレル社のモデルです。

価格は199,500円
え!
と聞き返してしまいそうです(笑)
まあ、ここではトゥールビヨンは置いておいて・・・。
熱膨張により誤差がうまれるのは、理解が出来ると思います。
昔の鋼ヒゲゼンマイだと、温度1度の上昇によって24時間で10秒以上も遅れたそうです。
これでは、実際のところ使い物になりません。
そこで、発明されたのがインバー金属とエリンバー金属!
温度が変化しても伸縮や弾性変化がしにくい合金です。
この金属を発見したのはスイスの・チャールズ・エドワード・ギオーム博士ですが、「ニッケル鋼の異常線の発見 」ということで1920年にノーベル物理学賞を受賞したんです。
確かに、それほど重要な発見だったんですね〜。
でも、ギオームのお陰で、温度変化を受けにくい時計が開発されることとなりました。
最近では、エリンバーの改良版であるステンレススティール合金製のヒゲゼンマイを載せている時計がほとんどだそうです。
これはスイス製の場合ですかね?
それとも中国製もステンレススティール合金製のヒゲゼンマイなのかな?
私の持っている中国製時計は、オールステンレススティールと書いてあるから、たぶん・・・。
記事内容がお役にたてた場合や良い記事だと思われた際には「拍手」ボタンをポチっと押していただければ幸いです。
今後の記事内容に活用させていただきます。
機械式時計 熱膨張による誤差
2008.03.24
さて、平置きの状態で、ほぼ誤差ゼロに調整された時計ですが、この時計を腕に付けると、誤差ゼロのはずの時計が遅れ気味になります。(姿勢差は考えないものとする)また、暖房の無い部屋で冬に誤差ゼロに調整しても、夏には遅れることになります。
もう、お分かりだとは思いますが、いくら誤差をゼロに調整したところで、ムーブメントのゼンマイなどが気温差や体温により収縮するために進んだり、遅れたりするのです。
試しに、昨日、誤差ゼロだった時計をドライヤーで暖めてみた後に計測したのが下の画像です。

熱膨張の為に、最初は急激に遅れていますが、次第に常温に戻りつつあるのか、平行に近づいています。
なので、今の時期は体温の方が絶対的に暖かいですから、常温での平置きで多少進むように調整したほうが誤差が少ない時計になります。
ただ、グランドセイコーなどの特別に優秀な機械式時計は、この熱膨張も考えて対策をとっているようです。
どのぐらいの誤差に収めているかは実験していないので分かりませんが・・・。
ちなみに、熱膨張の高い物質といえば、水銀。なので水銀計が生まれたんですね〜。
最近、よく時計に使われているステンレス鋼は水銀の6分の1の熱膨張です。
また、ステンレス鋼よりも熱膨張の少ないもので時計に使われているものといえば、チタン。ステンレス鋼の2分の1程です。
しかし、ゼンマイ部分をチタンで作るわけには行きませんからね〜(笑)
ゼンマイと言えば、ゼンマイに使われる金属は非常に重要なんです。
この物質の収縮によって精度に大きな差が生まれるわけですから。
で、このゼンマイに物質に関しては次の機会に書こうと思います。
記事内容がお役にたてた場合や良い記事だと思われた際には「拍手」ボタンをポチっと押していただければ幸いです。
今後の記事内容に活用させていただきます。
誤差の無い時計 日差ゼロは可能か?
2008.03.23
連日、時計ネタで申し訳ありませんが、少しだけお付き合いください(笑)現在、機械式時計は数本所有しておりますが、中でも一番のお気に入りが、なんとも中国製ムーブメントを使用したケンテックス社のジョルジョ・ロッシという時計。
ネットなどでは1万円を下回る破格値で売られている時計です(^_^.)
スイス製の時計も持っているのですが、スウォッチなどを除けば、スイス製ムーブメントの10分の1以下の値段で買えてしまう中国製ムーブメントに最近、非常に魅力を感じています。
耐久性などに問題があるとは言われているものの、本当に巷で言われているほどダメなムーブメントなのかをちょっと試してみました。
実験に使用したのは、ジョルジョ・ロッシの時計に、先日作り上げた、自家製タイムグラファー(びぶ朗)。
タイムグラファーは先日ブログでも書いた100均を最大限に使った自家製ハードです(^^♪
普通、中国製ムーブメントと言うと、1日の誤差が60秒!とも言われています。
良いものでも10〜20秒ぐらいだと・・・。
と、言うことで、時計をびぶ朗で計測した結果、やはり10秒ほどの誤差が出ていました。
そこで、時計の緩急針をいじって歩度調整をしてみます。
その結果が、下の画像です。
点で表された横線が一直線であれば誤差がゼロを意味し、
上方向に向くと「進み」
下方向に向くと「遅れ」
を表しています。

若干進み気味ながらも、このグラフを見る限りでは、1日の誤差が2秒ほどに調整することが出来ました。
ただ、時計というのは、縦にしたり、横にしたりすることで、進み方が変わって来ます。
上記の画像は平置きの場合。
下の画像は12時の部分を下にして、地面に対し垂直に立てた状態です。

これは6時の部分を下にして、地面に対し垂直に立てた状態です。

これは3時の部分を下にして、地面に対し垂直に立てた状態です。

これは9時の部分を下にして、地面に対し垂直に立てた状態です。

これで、分かるように、時計の置き方、正確には姿勢差によって進み具合が変わって来ます。
しかしながら、ここでは、平置きの状態で誤差ゼロを目指してみます。
何度か、微調整をした結果、なんと、下記の状態に!!!

ほぼ、誤差がゼロです。
クォーツ時計に迫る正確さが出ました。
中国製ムーブメントでも追い込んでやればここまで出来るということを証明できて嬉しいです。
10倍以上もするムーブメントと同等、もしくはそれ以上に正確な時計になりました。
中国製ムーブメントもしっかりと微調整してあげれば信頼できる時計になるのではないでしょうか?
まあ、耐久性や、その他もろもろ問題点は多少はあるでしょうが。
しかし、確実に言える問題点がひとつあります。
それは、この日差ゼロに調整された時計ですが、姿勢差を抜きにしても、腕に付ければ、遅れ気味になるのです。
それが何故なのかは、明日。
記事内容がお役にたてた場合や良い記事だと思われた際には「拍手」ボタンをポチっと押していただければ幸いです。
今後の記事内容に活用させていただきます。
びぶ朗を使ってみました。
2008.03.21
「びぶ朗」と言っても、ほとんどの方はご存知無いと思います。あ、はじめに断っておきますが、カメラネタでは無く時計ネタでございます。
最近、機械式時計を修理に出しまして、ちょっとした調整であれば、自分でも出来ないものかなぁと思っていたのですが、これが結構難しいんですね。
時計の進み具合や、遅れ具合を調整するのには、タイムグラファーという器械を使いながらの調整が必要になるのですが、この器械は安くても10万円以上するんですね〜。ちゃんとしたものだと50万円ぐらいはします^_^;

仕事で使うならともかく、趣味の世界で、ちょっと高くて考えてしまう値段です。
タイムグラファーは簡単に言えば、時計の進み具合や、遅れ具合を瞬時に判断できる器械なのですが、これをパソコンのフリーソフトで同様のことが可能に出来るソフトがあるんです。
結構マニアックなソフトですが、その名も「びぶ朗」。
ただ、問題なのは、これはソフトであって、そのソフトを使うにはハードが必要になってきます。
ハードは、この「びぶ朗」専用のものも出ているのですが、2万円ぐらいするんですね。

そんなに高くは無いのですが、実は100円ショップのものを使って、同様のものを作ることが出来ます。
ダイソーはこういうときに強い見方です(笑)
まず、時計の音を拾うためにマイクが必須ですが、このマイクは、様々な方々が試した結果、圧電素子が一番良いとのことです。圧電素子と言うと聞きなれませんが、一番分かりやすいのは、防犯ブザーに使われるスピーカーです。
このスピーカーをマイク代わりにするわけです。
この防犯ブザーなどはダイソーなどの100均で売っているものを流用しました。
この方法はこちらのブログを参考にさせて頂きました。
あとは、圧電素子で捉えた音は非常に小さいので増幅装置が必要になります。人によっては、この増幅装置に100均で売っている、集音器を使っている方もいるようですが、この増幅装置は、多少しっかりしたものが良さそうなので、これだけはヨドバシカメラにて購入しました。


マイクロホンアンプ「AT-MA2」という品です。
これはポイントを使ったので、サイフは痛みません。
さて、道具が揃ったところで、ちょっとした工作です。
圧電素子にモノクロのピンジャックの線を半田付けしてマイクとします。
そして、ジャックをアンプに差して、アンプからPCのマイクジャックに繋げば完成!
しかし、問題は、圧電素子を上手く時計の音を拾うように何かしらの方法で、時計にくっつけなくてはいけません。
人によってはテープで止めたり、輪ゴムで止めたりと色々あるようですが、とりあえず、今のところ私はちょっとした台に圧電素子をくっつけて、その上に時計を置けるようにしてみました。
この台も100均のダイソーで揃えました。
こんな感じになりました^_^;

下の画像に見える丸い円盤状のものが圧電素子です。

時計を乗せるとこんな感じになります。


さて、この私の作った簡単な装置でもしっかりと測定できます。
しかし、自作の装置とは思えないような装置をつくるかたもいらっしゃいます。
こちらのサイトの方は、信じられないほど凄いものを作り上げられていてビックリです。
では、私が作った簡易装置での測定結果が下記の画像です。

びぶ朗を使ったことが無い人には何のことやら?
といった感じですが・・・。
この画像に関しては、また今度書きたいと思います。
なんだか、カメラのブログからだいぶ離れてきてますが・・・^_^;
記事内容がお役にたてた場合や良い記事だと思われた際には「拍手」ボタンをポチっと押していただければ幸いです。
今後の記事内容に活用させていただきます。


